旧い街を歩く。

天気も良く連休中の都心は人も少ない。
考えてみればここには会社も多い。
人が少ないわけだ。
休みの日は商業エリアよりも
こういった仕事場エリアを歩くのが正解かな。

いつも思うけれど、旧い町並みには植物の緑が多い。
街角には簡単で簡素ではあるけれど
とても日本の街角らしい植物が植えられたり鉢植えがある。

直接目に入るだけではなくて。
陽の光が作る影にもその姿を見せる。

狭い隙間から覗く
通りの向こうの風景もまた。

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雨の連休初日。
手持ち無沙汰になり、クルマに乗ってマリーナへ。

マリーナは活気もあって雨にもかかわらず楽しげな雰囲気。
連休に出航するためだろうか、あちらこちらの艇に人影が動く。

灰色の水面に映るマストの揺らめきがなんとも素敵だ。
空も重いグレーに満ちているのもいい。

明日は晴れるかな。

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よく晴れた日。

友達が支度をしている間、抜けるような青い空と
目の前に広がる草原を眺めていた。

草原の緑は目に優しく美しく
そして空の青にとても映えていた。

その緑を空の青を背景に写してみよう。
そう思ってしゃがみこんで写真を撮り始めた。

すると不意に何か懐かしい感情が湧き上がってくるのを感じた。
そう幼い頃の感覚が。
ひとりではない、誰かの存在を感じる感情。
とても安心感のある、そんな感情。

そうか。
僕の写真を撮っている視点の位置がそんな記憶を呼び起こしたのか。
あの頃は低い草ですら自分の背丈を超えていたのだ。

当時住んでいた社宅の裏の広大な敷地は
自分の世界の全てだったのだろう。
母親と一緒に歩いた土手は
果てしなく続く長い長い道だった。

いつの間にか大人になり
そんな感情をすっかり忘れていた。

たまには。
母親に電話でもしようかな。

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気温と湿度の高さが効果をもたらしたのか。
樹々の緑がいつもよりも濃く美しく感じられる。

そして都会にある社ならではの光景。
200年近い遠い昔には想像すらできなかった光景。

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夏が終わるのかと思ったら案外しぶとい。。

子供の頃であれば今頃は夏の課題のラストスパート。
というのが ” 典型的な ” 夏休みの終わりとされているけれど
僕は割と順調に夏休みの初めの方から課題をこなして
夏の宿題なんかも友達と分担してさっさと終わらしていた。

夏の終わり頃は宿題に追われる友達もやはりあり
遊ぶあても少なく ひとり自転車でブラブラと夏の街を流していた。
商店街の本屋や近くの川の堤防、本は読まないけど図書館など
涼しいと思われるところを順繰りに回る。

暇している割には ただの時間つぶしだったというのでもなく
その時に立ち読みした本の内容、目にした風景、図書館で見かけたクラスの子が
実は可愛かったことに気づいたことなどしっかり記憶に残ってるのだ。

夏の暑さの中に、今でもふっと浮かび上がる映像や音や匂いは
考えてみれば10代までの少年時代のものが多いようにも思う。

人生に無駄な時間なんてない。
そんな教訓じみたことではないけれど。

確かにあの頃、見たり、触ったり、感じたことの何もかもが
今の自分に全て繋がっていることを感じずにはいられない。

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最も有名な農業用水用の溜池ではないかしらん。

有名なショットもいいのだけど、自分なりに工夫して。

安定したショットではあるよな。。

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まだ夏の暑さが残る都心。

お盆の期間は人影も少ない。

あったはずの店がなくなり。
こうやって街の新陳代謝が進んでいくんだな。

相変わらずの落書きも。

暑い中で見ると風景に溶け込むように見えるから不思議。

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若者の多く集まるこの街に
独特の存在感を放つ
この『横丁』と名付けられた一角。

開店前の準備に追われる店もあれば
もう既にお客が出来上がっている店もある。

そんな喧騒から
ちょっとだけ、離れて。

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暑い日。。
用事があって街中を歩く。
なんとか陽を避けながら。。

目的地近くにはこんな昭和の遺物のような建物が。

緑の中に、朱が映える。
旧い建物には緑が似合うなぁ。

これが建ったその頃を見てみたい。
旧い建物に出会うといつもそう思う。

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東京の北側。
街に江戸の情緒を残すこの街。
以前は人の流れも少なかったという裏道も
街の人気の上昇に伴って魅力的な店が増えてきたらしい。

外から覗くことのできる店内の様子だけで
コーヒーがおいしそうに見えるのはなぜだろう。

お店の印象は店のファザードに出る。
個人店ならではの丁寧な印象が
こちらの雰囲気を作っているのかもしれない。

時間がなく通り過ぎてしまったことが
とても悔やまれるんだよなぁ。

次は裏道をめぐる散策をしてみたいな。

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小江戸、と呼ばれる街。
旧い町並みに溶け込む、たくさんの観光客。

人混みを避けていたらあまり写真が残っていなかった。。
また行ってこよう。。。

街を少し離れて。
ここは、縁結びの社として人気なのだそうだ。

ここもびっくりするくらい、たくさんの人。。

改めてひと気ない場所の方が撮影が捗るということに気づく。

風鈴がたくさん吊り下げられて風にその音が漂う様は確かに画になる。
なるのだけど、あまりもたくさんの人が雰囲気はまるで原宿か渋谷の駅前。。

でも、たくさんの人が来てこそこういうものは続けていけるのだから。
これはこれでいいのだろうなぁ。

また、人の少なくなる季節に。

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路地に入ったら夕陽が差し込んできた。

ちょうど路地の切れ角が夕陽にあっているんだろう。
いつ来てもいい感じの光が見られる。

意味もなく。
ただ無心に。

写真の上達とか沢山のフォロワーとか。
そういうものにとらわれた時期がなかったわけではないけれど。

今はただ。
無心に楽しめればそれでいい。

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神楽坂的な大通りを越えて。
反対側にはもう少し落ち着いた生活の空間。

小洒落たお店も生活に溶け込んでいる。

これだけの繁華街。
でも人の生活のリアルがここにはある。

今日もまた。
この階段を降りて登って、1日が過ぎていくのだ。

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