ここに来ると必ず寄るところ。
特に気の利いたカフェ、とういうこともない場所。

旧い海運会社の倉庫を利用したアートスタジオ。
いつも何かしら展示会をやっていて、手軽なカフェもある。

そして。
スタジオの中には本が置かれていて。
品揃えも とっても偏っていて、すごく楽しい。

この素敵な施設。
聞くところによると、倉庫の貸主の意向でこの春で閉鎖になるのだとか。

何とも残念すぎる。
とてもやるせない気持ち。
貸主にも当然都合というものがあるのだけど。

この雰囲気はなかなか出せるものではない。
まさに歴史と偶然と必然が絡み合った奇跡のようなもの。

何とか継続できないものかと願う気持ちは募る。
この美しい風景はもうなくなってしまうのか。

気がつけば暗くなってきた。

さて、帰ろう。
街は輪廻転生、生まれ変わりながら生き続けるんだ。

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港の眺め方。
お店のガラスに映った風景を愛でる。

そういうのも、いいね。

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旧い時代の領事館跡。
今では資料館として余生を送っている。
余生、ではないか。
しっかりと現在に生きて新しい役割を受け持っているのだから。

気軽に入ることができる反面。
港の施設に比べると特に訪ねる人も少ない。

単に休憩に使うだけ、という人もきっと多い。
でもそれでいいんだ。
それでこそ。いい。

何気なく佇む、彼らの勇姿が。
普段着の街に馴染む、その感覚が。

それがこの街の魅力なのだから。

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曇り空に冷たい空気。
とても寒いけれど少し歩こう。

このビルは1932年に建てられたそうだ。
建具はおそらく当時のものなのだろう。

特徴のある壁材もおそらく当時のまま。
そして今の時代にしっかり活用されている。
こういうの、いいなぁ。

ひと気のない、こういう場所に佇むのが好き。
過去70-80年前にここを駆け下りて仕事をしていた人がいたのだろうなどと
想像を巡らせる時間がなんとも自分には心地いい。

外の空気はまだまだ痛いくらいだ。

でも。
もう少し歩こう。

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横浜の港のほど近く。
大戦前から続く海運会社のクラシカルなビル。

1936年に建てられた威風を今に伝える。

海運が大きな力を持っていた時代。
会社の存在感もさぞや。

ね、船長さん。

窓から見える景色は、時が過ぎてもきっと同じ。

このビルはこの街のシンボルのひとつ。
これからもずっと。

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すっかり陽も落ちてきた。

暗がりに浮かぶこの建物もなかなか良いね。

入り口にも灯りが。

駅まで急ごう。

商店街の風景もいいなぁ。
こんな街に住むのもいいかも。

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コーヒーにはビスケットを追加でつけてもらう。
お店のロゴの形。味もよろしい^^
嚙っちゃったけど。

カウンターの向こう側ではスタッフさんたちがテキパキ働く。
小気味いい忙しさな感じ。

このお店で一番好きなのはこのストーブ。
以前来た時も寒い季節だったんだなぁ。

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外はずんぶんと暗くなってきたみたい。

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いつもの大混雑は何処へやら。
今日は心地よいくらいの人の入り。
このくらいが一番いいなぁ。

まだ明るさの残る時間帯。
少しだけ暗さのある室内が落ち着きをもたらしてくれる。

庭に目を向けると。
床の美しい木目が目に入る。

落ち着くなぁ。

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陽が傾き始めた。

街路灯をフレームに入れたいとなぜか急に思い立ち(笑)。
とある場所に。

この季節は陽が傾き始めると残り時間はあっという間。
他に良い場所はないかとクルマを走らせる。

ふと、目に付いた場所。
電柱が連なる風景が気に入って。
その時目に映っていた色が再現できただろうか。

写真は難しいけど面白い。

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海沿いから街中に進む。
ひと気の少なくなる、とても好きな時間。

色合いは目に映るよりももう少しアンバーに。

なぜなら、僕はその時そんな気分だったのだから。

目に映る色を完全に再現することばかりが写真ではないと思う。
写真を撮っている時の気分が、その画の中に表すことが楽しい。

まだしばらくはこの色合いが続きそうな感じがする。

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もうすっかり冬。
17:00をまわれば辺りは暗い。
この街にとってはそれはまた魅惑の時間でもあるのだ。

なんて事はない、街角も。

自分の心にはしっかりと引っかかってくる。

もう少し、歩こう。

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寒いけれどよく晴れた休日。
陽が落ちるとあっという間に冷え込んでくる。

でも空気は澄んで光はキレイに眼に届く。
冬の海辺もいいなぁ。

大桟橋から大型客船が出航していく。
汽笛の音が乾いた寒い空気に響く。

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美術館を出ると
すでにお茶の時間は終わっていた。

傾き始めた太陽が
この街を低い角度から照らす。

街はまだ半分眠っている。

この光景が目にうつらなくなるくらい
明るさがなくなった頃、この街は動き出す。

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僕は、宗教的な観点とか信心とかそういったものは持ち合わせていない。

でもそれでもなお。
この風景は、光は心を揺さぶられる。

住宅地に立つという、本当の教会に行ったらどうなのだろう。
もっと心を揺さぶられるのだろうか。

光に向かって、人々がその眼差しを向ける。
その姿に揺れてしまうのかもしれない。

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上野の森には旧い日本建築物も多く残る。
お寺なども多いが旧屋敷の正門などが移築されたものも多いようだ。

ま、難しいことはともかく。

旧い建物と紅と黄のコントラストは本当に綺麗だ。

そしてモダンな建物の無機質なトーンにも。
紅葉はその存在感を示す。

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